1年程前から取り沙汰されてきた日本のIBFとWBOへの加盟が年明けにも可決されそうだというニュースが昨日
流れていました。「いよいよか・・・」という感じです。設立当初は疑問視されていたIBFとWBOですが、今やWBA、
WBCに負けず劣らずのスーパースターとも言える選手がトップに君臨しています。
これで今まで空想の世界でしかなかったスター選手と日本人選手の対戦が実現される可能性が出て来ます。
先日の西岡選手とノニト ドネア選手の対戦のように・・・。
あるいは国内で生で観戦出来る機会もあるかも知れません。
ここまで日本がIBFとWBOの加盟に二の足を踏んでいたのは「安易な世界挑戦を生まない為、王者のレベルの
低下によるタイトルの権威の失墜、ひいてはボクシング人気の低迷の恐れ」でした。たしかに設立当初のIBFの、
特に軽量級のアジア圏の管轄はある意味お粗末なものだったようで、設立当初から加盟していた韓国などでは
国内ランカーレベルの選手同士でのタイトルマッチが乱造され、韓国内でタイトルがたらい回しにされ、世界戦の
レベル低下によりボクシングファンに愛想をつかされボクシング人気が低迷。かつては数多くの名チャンピオンを
生み出した韓国ですが、今では4団体通じて世界王者はゼロ。世界ランカーもわずかに3名と言う凋落ぶり。
韓国の二の舞を踏まない為の慎重策をとってきたJBCですが、いよいよ世界の流れに乗る頃合いがやってきた
ようです。もちろん挑戦資格などには厳しい条件を設定するようですが、今のIBF、WBOを見ている限りでは、
韓国の二の舞にはならないのではないかと思われます。これからの日本のボクシング界の流れに注目です。
先日、「日本人として初のWBOのベルト獲得なるか?」と思われた西岡選手は残念ながら獲得できませんでした
が(JBC非公認で挑戦した選手は西岡選手以外にもおられます)、はたして誰が日本人として初めてWBOの
ベルトを獲得するでしょうか!?ちなみに昔、JBC非公認でIBFのバンタム級チャンピオンになった新垣 諭選手
が来年の加盟を機に正式に日本人の歴代世界チャンピオンの一人として名を連ねることになるそうです。
補足で説明・・・新垣 諭 選手 私もこの人の試合を観たことはないんですが、5戦目でIBFライトフライ級王座
決定戦に臨み失敗、8戦目で同バンタム級王座決定戦にてタイトル獲得。初防衛後、ジェフ フェネック選手に
敗れ王座陥落した方なんですが、ここに注目。ジェフ フェネックと言えば後に3階級制覇を達成する(たしか
デビューから史上最速だったんじゃないかな?)名王者です。IBFとWBOに加盟すればそんな選手と日本人
選手の対戦が見れる可能性が出てくるわけです☆
P.S. 12月15日(土)は大掃除の為、PM5:00迄の営業とさせて頂きます。ご了承ください。
尚、12月23日(日)は祝日につき、休館日となります。ご注意ください。
です。